2012年8月6日月曜日

ニュージーランド研修旅行報告 その3

86日(月)
少し肌寒かったですが、心配された雨も降らず、気持ちの良い朝を迎えました。
いよいよ今日から本格的に活動開始です。

朝は生徒それぞれ、ホームステイ先の家族と一緒に、私たちがお世話になるマエロアインターメディエイトスクール(以下MIS)に集まりました。
それぞれ昨日半日のホームステイ先の家族と一緒に過ごして、
「英語が通じてうれしかった」とか「こういう表現が解らなくて苦労した」
とか様々な感想をいいながらも一晩の緊張が少し和らいだ様子です。

MISでのプログラムの初めとしてMISの皆さんは私たちのためにポフィリ(Powhiri)と呼ばれる歓迎式を開いてくださいました。これはマオリの儀式にのっとった厳粛な儀式です。
まずは私たちは全校生徒がマオリ語の歌を歌っている式典会場に誘導されました。その迫力のある歌声は圧巻です。私たちの着席が完了すると、MISの生徒代表者がマオリ語でお祈りをしてくださり、さらに、全員で歓迎の歌を歌ってくれました。

そして、MISの男性の先生がスピートをしてくださいました。日本の感覚ですとここでは学校代表である校長先生のスピーチということになるのでしょうが、MISの校長先生は女性なので、マオリの儀式では女性はスピーチできないそうなのです。
次に、私たち一行を代表して、バージェス先生がスピーチをしました。儀式の最後には、HONGI(ホンギ)というお互いの鼻と鼻を軽くすりあわせるような仕草の挨拶をしました。これで私たちはMISの皆さんに正式に招かれ、認められたということになるようです。
すべてマオリのやり方を通した感動的な歓迎式でした。

その後、私たちの学校紹介をプロジェクターを利用しながら行いました。日本から用意していた、プロジェクター投影による画像を背景に、3人の生徒が英語でスピーチをしました。所々、会場からどよめきが起こり、日本への関心の深さが伺えたように思えました。

式が終わると教室に戻り、オリエンテーションを受け、いよいよ授業の始まりです。
午後からはそれぞれBuddy(ホームステイ先のMIMSの生徒)と一緒に体験授業を受けます。午前中はノートルダム生だけの教室なのですが、午後からは一人一人別々にMISの通常のクラスの中に入れられ、皆、かなり緊張気味。それでも積極的な生徒はできる限りの英語を使い、一生懸命周りの生徒とコミュニケーションをとっていました。

毎日のMISの授業は午後3時で終わります。それぞれ、Buddyと一緒にホームステイ先に帰っていきました。

明日からはだいたい同じ予定をルーティンワークとしてこなしていきますので、それぞれの日の特長的ことを中心にご報告させていただくつもりです。

写真はオリエンテーションの様子です。(残念ながら、ポフィリは厳粛な式の為、写真撮影をするこことが許可されませんので、写真はありません。ご了承願います。)



写真/文章 引率山岡